自分の成長を確認

たまりにたまったビデオを整理した。
整理しつつ見ると、「そうか、こんな稽古もしていた」と色々思い出す。
しかし、基本的には何も変わっていない。
自分の姿を見ると、上っ面は同じだが、まだまだ粗いのが良く分かる。
ただ、話していることは同じなので、ずっと一貫していることも自覚できた。
ずっと同じだというのは、実は当たり前で、目指すものが遠すぎるから、仕方が無い。
名神高速道路の吹田インターから乗って、東京を目指すのと同じで、まだ京都、まだ名古屋、という感じだ。
この場合は、明確に東京とあるし、途中がどこかは分かる。
だから、後どれくらいで到着するかは予想が出来る。
しかし、私の場合は、行き先が言葉の世界だから、実体としては全く持って不明確なのだ。
だから、今どこにいるのかさえ分からない。
何の因果でこの道を選んだのかは分からない。
が、実は知っている。
目的の無い旅だからこそ、途中で色々と寄り道が出来る。
寄り道をすることで、ある意味で自分の「今」を知ることが出来る、いや出来たのだ。
生徒達には目的を明確に、と言う。
それは人生がそれぞれに違うからだ。
私のようなややこしい道を歩く必要など全く無い。
昔のビデオに写る自分の姿を、「まだまだ粗い」と、今の自分が批判する。
その目が出来ているという進化はしている。
それだけでも、時間という積み重ねを感じられるのは嬉しい。
1年後の私は、今日の私を批判できるだろうか。
それを目的として生きているわけではないが、そうなっていて欲しい。

Follow me!