イスラエルから

来週の日曜日に、イスラエルからダンサーのマイちゃんが東京教室に来る。
以前から、もっと習いたいといっていたのだが、いかんせん遠い。
マイちゃんは、フォーサイスカンパニーのダンサー達とユニットを組み、活躍している。
「わざわざ来るのだから、何を習いたいのかハッキリさせや」とメールをしておいた。
しかし、きっと「コンタクト」だろう。
コンタクトもどきは出来ても、本当のコンタクト、私の言うコンタクトは無理だ。
だが、彼らは私の言うコンタクトをやりたいのだ。
もちろん、偶然出来ることもあるが、再現性が無ければ話にならない。
ユニットで出来る稽古の方法を考えてやろう。
もちろん、彼らにも「考えるから出来ないんや、意識が邪魔をするんやで」と口を酸っぱくする程言っている。
思えば、2005年から彼らには言っているのだった。
しかし、思えばフォーサイスカンパニーのダンサー達と触れ合った時、こんな繊細な感覚を持っているのかと驚いた。
それこそ、そよ風が身体に触れただけでも、動きを作り出せるのではないかと思ったくらいだ。
その身体を知った事が、その後の私の感覚の方向を明確にしてくれたのだ。
もちろん、そんな事は予想もしていなかった。
人生はそんなものだ。
予想はしていないが、的確に自分のツボにはまる出来事と、遭遇することがあるのだ。
大きなチャンスは少ないだろうが、小さなチャンスは掃いて捨てる程ある。
目的に縛られていたら、それを見失う事が多い。
ここが難しいところだ。
目的に対する狭い目ではなく、広い目を持っていなければ駄目だということだ。

Follow me!