あれやこれや
■東京ワークショップ
9月13,14,15,16,17日
16.17日は、表現者の為の特別教室です。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
https://www.hino-budo.com/index.html
お知らせにあります
あれっ新橋、新橋ってどこ?あっそうか、銀座の次やった。
頭の芯がずっしりと重く、眠くて仕方が無かった。
合宿や武禅の後は、何時もこうだ。
年々回復する時間が遅くなっているような気がする。
今年の合宿は、いや、今年に限らないか。
合宿では、稽古の仕方を一から教えている。
それは「後来習体の容形を除き、本来清明の恒体に復す」が、稽古そのもののテーマだからだ。
教室でやっていることも、稽古の仕方を教えているのだが、時間が短すぎて、つまり、やる事に追われて稽古として捉えられない。
だから、合宿で改めて、稽古の仕方をやるのだ。
私自身が出来るようになったのは、をベースに置き、そこを分解し抽象化したものだ。
抽象化しているので、武道に限らずどんなことにも当てはめることが出来る。
ただ、机を前に講義を聞いても、大方は「良い話を聞けた」で終わる。
だから、身体を使って実際の関係の中で、という稽古が必要なのだ。
頭の中は、誰でも結構自由に働く。
しかし、身体を使うという事になれば、そう言う訳にはいかない。
それも稽古として取り組むには、好都合なのだ。
今回は、合宿にフランス人が2人参加した。
合宿を開いた当初、ドイツから少年が一人でやって来た事があったが、特別な場合を除いて、オープンではしないし、ましてや外国からの参加者は断っている。
今回参加のフランス人は、私のフランスのワークショップに常に参加し、一人はマルセイユで私のワークを主催してくれた。
つまり、特別に熱心だし、理解しようと努力しているのが見えたから、参加を承諾したものだ。
合宿が終わって、フランス人の一人は「自分が理解していた武道と全く逆だった。
フランスに帰ってからは、まずこの混乱した頭をきちんと整理したい」と、当たり前の事だが当たり前に話してくれた。
面白かったのは、フランス人の一人は英語を話せる。
一人はフランス語だけだ。
合宿には、英語を話せる生徒も参加していたので、まず英語に訳す。
もちろんフランス語だけしかできない人は、少し年輩だし仕事ではあちこちバリバリに働いている人なので、ざっくりは理解出来る。
ましてや内容が武道のことだから、自分の持つ知識に置き換え、英語の分かる人に私の話した意味を聞く。
その時、英語の分かる人に、日野はこういう話をしたのだろう、と言うと、違う違う、と全部否定していっていた。
つまり、「全く逆だった」という話しが続くのだが、フランスで手に入る知識は、その程度のものだということだったのだ。
フランスで生活する日本人も参加していたが、フランスの生活が長く、日本語を忘れており、尚且つ武道の専門的な言葉多いから、通訳がままならなかったのだ。
そんなこんなで、色々な意味で面白い合宿だった。
■1年ぶりの岡山のワークショップです
9月21.22.23日です
西日本の方はどうぞ!
http://workshop.digiweb.jp/