気遣いのできるフランス人

■東京ワークショップ
9月13,14,15,16,17日

16.17日は、表現者の為の特別教室です。
場所も、何時もの新木場マルチスタジオです。
https://www.hino-budo.com/index.html
お知らせにあります

大阪の稽古に参加したファリドは、明後日日本を離れる。
もちろん、直ぐにパリで会えるのだが、「今」聞かなければならないことが沢山あるので、どんどん質問をしてくる。
折角体感したものを、言語に置き換えなければ残ってはいかないからだ。
フランスに帰ったら、結局忘れると思う、としっかり認識しているのが頼もしい。
日本人から見ればフランス人は、とにかく自分勝手だ。
マイペースなのだ。
何がどうなっていても、自分のペースを守ろうとする。
しかし、そんなフランス人の中で、ファリドは少し違う。
この間のマルセイユでのワークショップの時、彼の家に食事を招待してくれた。
彼女は、バリバリのフランス人だ。
つまり、マイペースだということだ。
食卓を囲み、ファリドは私に気遣いながら、食事をすすめてくれた。
途中で彼女が、何やらファリドに話しかけ、ファリドと会話を交わしていた。
食事がすみ、私は煙草を吸う為にベランダにでると、通訳をしてくれているダンサーの佳子さんも、外に出て来た。
「さっきの、ファリドと彼女の会話はね、彼女の話にファリドが、今話すべきことではないだろう、とたしなめていたのですよ」
と言っていた。
マイペースの国にあっても、そういった気遣いをしてくれる人はいるのだ。
しかし、ファリドやアジズを迎えた日本人はどうだっただろう?
客を迎えるという自覚や、喜びはあるのだろうか。
客が喜んでくれたら嬉しいと思う気持ちを持っているのだろうか。
ファリドやアジズがささやかなお土産を持ってきてくれた。
それを貰って嬉しい、と思う気持ちを持っているのだろうか。
それも含めて色々な意味で、複雑な気持ちになった。
■1年ぶりの岡山のワークショップです
9月21.22.23日です
西日本の方はどうぞ!

http://workshop.digiweb.jp/

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