出来るように考える

昨日は東京の黒帯組の自主稽古。
見ていると、細かい事に囚われ過ぎて前に進まない。
もちろん、一つの事に拘るのは良い事だ。
しかし、感覚そのものが育っていないのだから、あまり意味はない。
それよりも、ざっくりと前に行く必要がある。
その意味で稽古の仕方を知らない。
というよりも、編み出していかない。
出来ないのだから、それをどれだけ繰り返しても出来ない。
出来なければ出来るようにするには、どうすれば良いのか。
それを考えるのが稽古だ。
出来ないから繰り返す。
もちろん、繰り返し稽古をすることは大事だが、それは身体に対するクセ付けの為だ。
例えば、突きの運動線等、限りない数稽古が必要だ。
肘の体感化、これも数稽古が必要だ。
感覚的な内容の稽古は、反復練習では出来ない。
「では、どうするのか」その視点がなければ出来ない。
あるいは、それを使った別の稽古が、今までに無かったのか。
それを探せなければいけない。
そこで、逸脱するのか、しないのかも見えるからだ。
稽古の為の稽古になっていないか。
それは誰にでも適応出来るものなのか。
そんな視点が必要なのだ。
その意味で、数稽古と質稽古は、全く違う。
そこに気付いていかなければ、慣れる事はあっても、進化する事は無いのだ。
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