より高度な事を最初に

このごろ、大阪教室では組み稽古を重点的に行っている。
組み稽古だからこそ出来る事、組み稽古だから検証できる事をやる。
といっても、それが理解出来るのは10年組みだけだ。
何時も、そんなことに不思議を感じる。
皆は、置き換える何かを持っていないのだろうかと。
組み稽古だから出来る事の一つとして、相手との接触、接触感、感触を均一にするがある。
突きであれ、投げであれ、剣であれ、必ず相手と接触する。
そこの感触をどれだけ鋭敏にし、尚且つ常に均一に出来るかだ。
その事によって、相手の身体は無意識的に錯覚を起こす。
つまり、一点に絞って力と言う圧力が掛かって来ないので、そこでの反射や反応が鈍くなるのだ。
つまり、一瞬全身のバランスが崩れるということだ。
だから、その崩れたバランスを、こちらが増幅するだけで、身体の安定は失われるのだ。
こういったことは、右も左も分からない内から取り組まなければ実現することはない。
より、高度な事、難しい事から取り組んでいかなければ、生きている時間が足らないのだ。
■医療や介護の現場に即したワークショップを開きます。
3月16日東京。詳しくは下のwebページで。
http://realcontact.jimdo.com/
■5月2.3.4日は京都での3回目になるワークショップを開きます。
https://www.hino-budo.com/index.html
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