扱うものは

柔らかい稽古は難しい。
単にグニャグニャでやれば良いのではない。
それでは気持ちの悪い、コンテンポラリーダンサーのようになる。
柔らかい稽古は、グニャグニャの身体のことではないし、グニャグニャの動きの事では無い。
当たりが柔らかく、足を踏ん張らないだけだ。
そうすると、柔らかい身体に芯がある状態になる。
もちろん、その身体を手に入れるまでに、どれだけ時間がかかるかは分からない。
本人次第だ。
先日、宮大工の棟梁が「木が育つのに一番短いもので30年、長いもので1,000年ですが、一般の人は、短い期間と言えば、1日とか3日で、長い期間といっても3カ月とか6か月でしょう。扱うものが違うと、時間の感覚も違うのです」と言っていた。
なるほど、扱うものが違うと時間の感覚が違う。
自分は一体何を扱っているのか、そこのところの自覚が問題なだけだ。
■医療や介護の現場に即したワークショップを開きます。
3月16日東京。詳しくは下のwebページで。
http://realcontact.jimdo.com/
■5月2.3.4日は京都での3回目になるワークショップを開きます。
https://www.hino-budo.com/index.html
「お知らせ」からリンクしています。

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