切り替え成功!

午前9時、成田に到着。
オランダ航空のジャンボ機は、エールフランスの新しい機体に比べて席が狭いので疲れた。
ホテルに戻り、その足で青年団の「アンドロイド版三姉妹」の観劇。
松田さんがわざわざ席を取ってくれた。
生身の役者とロボット。
TVの取材も入っていた。
時差ボケのグダグダの頭での観劇だから、どうなることかと心配していたが、面白い展開だったので大いに楽しめた。
舞台が幕を閉じた瞬間、バタンという感じで私の頭も幕を下ろした。
ホテルに急いで帰りバタン。
夜は山の手事情社の「トロイラスとクレシダ」だ。
この体調での二本立ては厳しい。
全くタイプの違う劇団だから、その違いを楽しめた。
何でも山の手は故障者続出だったそうだが、その舞台を見て納得だ。
こちらも意表を突く展開に、時差ぼけは襲って来なかった。
頭を私の公演モードに切り替えなければならなかったのが、二つの舞台のお蔭でその手間は無くなった。
モノを作り出すのは面白い。
そこに自分なりの動機があり、自分なりの根拠があるからだ。
それがどれほど強いか、どれほど熱いかが、そのモノに生命を吹き込み、生命を生命足る存在に高めるからだ。
武道とて同じだ。
ブリュッセルで、私が指導しているのは400年前の武士たちの要素だ。
とある男に話した。
その男は「見たのか?」というニュアンスの事を言ったので、この底抜けの馬鹿さ加減の男には何を話しても無駄だと思い、話を止めた。
じゃあ、俺は400歳か?
人は物事を推理したり、探求したり出来る生物だ。
動物のように即物的な面を持ちながら、そういった架空の世界を歩く事が出来るのだ。
もちろん、私の追及しているモノは全て仮説だ。
400年前に書かれた書や、伝説逸話の類から推察しているだけだ。
しかし、そこを探求した時、人の身体を人として捉え、その可能性を極限まで探求したのが達人だという仮説を得た。
それが出来るのが人だ。
ロボットとの共演。
平田オリザさんは「役者にこころはいらない」と言い切った。
そんなことを展開できるのが人である。
ブリュッセルで出会った男に哀しくなった。
昨年「太鼓、鳥肌が立ちました。パフォーマンスはさらに鳥肌が立ちました。最後は感動し
ました」
と多数の感想を貰った公演。
それ以上に向かって、これからラストスパートだ。
11月29.30日
埼玉・彩の国小ホール
開場19時00分開演19時30分
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm

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