ツアー終了
今回のツアーは終わった。
ブリュッセルの会場として使わせて貰っている道場主は、暖かくてほんとに素晴らしい人だ。
何でもメガネ屋さんらしい。
年齢も私くらいか、一寸下かという感じだ。
日本の眼鏡が一番良い、とチタンフレームの眼鏡を気に入っている様子だった。
このお父さんの握力は半端ではない。
手首など握られると、指先まで痺れてしまう。
稽古が終わってからお父さんが
「今回は先生に倒されないように、絶対に勝ってやろうと思っていたけどまた倒された悔しい!」と言ったので全員大爆笑した。
そんな素朴な人柄に、生徒さん達が付いてくるのだろうと感じた。
そのお父さんのパワーの源は肉だ。
稽古が終わって、Barで一息つき食事に出かけた。
きっと深夜12時頃だったと思う。
レストランでビフテキをペロッと平らげていた。
私はオニオンスープと、ベルギーの郷土料理だが、それも半分は残した。
きっとその差だろう。
そんな和気あいあいの稽古だが、セミナーを開始した当初から場違いのおっさんがいて、そのおっさんにブチ切れた。
当初、力自慢のおっさんが二人いたが、一人はギャフンといわしたので大人しくなった。
昨日のおっさんも、毎回ギャフンといわしているのだが、根性が曲がっているのでそれが全く分からないのだ。
自分流の難癖を振り回し、色々と試してくる。
最初はまあええか、と取り合っていたが、一緒に組む人が稽古にならないので、私が教えているのはあなたの理解出来るようなことではない、と言い切った。
そこから、ゴチャゴチャになり、もう少しで「出て行けボケ」となるところだった。
しかし、自分でも後で大笑いするのだが、そんなブチ切れている時、日本語ではなく大阪弁の英語でやっているから大笑いだ。
言われているおっさんも、何か怒っているようだけどなんだろう?という感じなのではないかと思う。
おっさんの目は泳ぎ、顔は紅潮していた。
色々ある。
ほんと色々ある。
そんな色々にその場でどう対応できるか。
それが私にとって素晴らしい稽古になっているのだ。
だから、ほんとは、そのおっさんに礼を言わなければならないのだ。
エストニアからの話も、断る方向に進めている。
何だか勘違いしている人達の様だからだ。
色々おるで。
と書いていると、アントワープを過ぎた。
これからマクベス全力投球だ!!!
11月29.30日
埼玉・彩の国小ホール
開場19時00分開演19時30分
http://www.real-contact.jeez.jp/index.htm