意味が分からん
俗にいう身体能力の高い人と低い人がいる。
ワークショップや道場を見ていて思うのは、身体能力いかんに関わらず、出来ない人ほど理屈が多い。
これにはヘキヘキする。
何時も話す「出来なくても良い、それに取り組む事が自分を二重に知る事なのだから」を理解出来ないのだろう。
先日も今回のフランスで、大声を出してしまった例だ。
「両膝を動かす」と指示を出した。
すると、「太腿を使うのか?」と質問が返ってきた。
その時は普通に「いや膝を使うという事を考えて」と答えた。
すると「じゃあ、骨盤はどうするのか」ときたから「いや、膝を使うのです」と答えた。
すると「体重はどう動かすのか」と来たので「どう動かせるのかやって見せて」というと笑うだけだった。
「膝を使って」と繰り返した。
「足首は」と来たので「膝やというてるやろ!」と大声を出したという経緯だ。
この彼は、指示した事を小学生並みには消化する。
だから、全部できていると思い込んでいる。
その証拠に、組んだ相手の人にアドバイスをしているのだ。
これと全く同じ事が日本でもある。
出来ない人、言われた事に取り組んでいない人ほど、誰かにアドバイスをしている。
これはどういう事なのだろう。
いずれ答えは出る筈だ。