感性の鈍さには驚く

情けなくなる時がある。
それは、自分のやっている事に自信を持つのは良いが、余りにも程度が低いのを見た時だ。
それが音楽であったり、武道であったり、医療の関連であったりすると、本当に情けなくなる。

当たり前の事だが、人はいきなり現在にあるのでは無い。
何万年か知らないが、少なくとも数百年、千年の昔から、技術というものは進化して来ている。
その歴史の波の中にいるのが、私達だ。

そして、数百年、千年昔からとした時に、その最先端で生きているのが、間違いなく私達だ。
「今頃、何を言うてるんや」と言うような事、あるいは、一生懸命に取り組む中学生にも劣るようなものを「技術」だとか、「発見した」とか言うな!と思ってしまうのだ。

以前紹介した昨年、岡山で知り合った中学生の相撲選手が、全勝で序二段に上がり、四股名も付けて貰った。
中学を出てプロのお相撲さんになったのだ。
言葉にすればそれだけのことだが、それを支える実際は、どれ程の稽古や仕来たりに向かっているか、測り知ることは出来ない。
それは誰しもそうだ。
住む世界が変わってしまうというのは、大変なことだ。
いくら好きなこととはいえ、嫌いなことが山ほど目の前に現れてくる。
そこに向かって越えていかなければ、認知されることは無いのだ。
そんな子供にも劣る大人がいる事が情けないのだ。

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