かっこよく見栄をはれ

熊野も猛暑。
この暑さは、通年だとお盆の頃の暑さだ。
汗をダラダラかきながらの合宿は、丁度お盆を挟んだ日程だ。
ここ数年は、合宿を止めている。
屋根修理が先だからだ。

生徒たちは手伝うというが、何も知らない人に手伝ってもらうと、ろくなことはない。
その姿を見てイラつくから、余程力仕事や、単純作業の時だけに限っている。
今は、滑りやすい屋根なので、慣れていない人には無理だ。
昨年も一度滑り落ちそうになったが、かろうじてものを掴んで助かった。

こんな時、パニックになる人は無理だ。
滑りながらの数秒の間に、周りを見渡し「出来ること」を探す。
「今、何が出来るか」のある意味での極限稽古だ。
助かったら、直ぐに仕事に取り掛かる。
そんなことは無かったかのように。

こういった状態になるようになったのは、色々な仕事で覚えたことだろうと思う。
ドラマーという仕事も良かったのだと思う。
どれだけ難しく複雑な譜面であっても、それ以上の効果を出すのが仕事だ。
という「仕事」という意識には完全にプライドがくっついている。
それは先日からの「美意識」が基本にあるからだ。
だから、仕事を早くやれるようになるにはとか、どうすれば間違わないか、集中力は、というような細々したことは考えたことはない。
それは全て「かっこいい」が克服するからだ。
その意味で、最後にはかっこよく見栄をはれという。

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