偶然が必要だ
どうしたら自分の扉をこじ開けることができるか?
1つは、自分自身にこじ開けなければならない必然が巡って来た時。
1つは、その時期に、誰と出会えるかだ。
この二つの偶然が重ならなければ、絶対に無理だ。
というのも、自分の扉をこじ開けなくても生活が出来るし仕事も出来るからだ。
人それぞれという風潮も、それを後押ししている事もある。
今から5.60年前なら、社会そのものが、うだうだいう間がなく、敗戦復興に燃えていたから自動的に扉を叩けた。
しかし、社会経済が安定してくると、どんどんそこが閉ざされていくのだ。
机上の空論が幅を利かせ、社会がギスギスしてくる。
その意味で、現代は個人を強く逞しくするには不向きな時代だ。
もちろん、この強く逞しくというのは、肉体的な事を指すのではない。
考え方や感性というこころと直結した話だ。
今日は「明鏡塾」の体験セミナーだ。
医療従事者は、特にここの強さが必要だ。
何を背負っている患者さんとでも、向き合わなければ行けないからだ。