ま、ええか

講演を依頼され、その会場に行く。
主催されている会やグループにより、集まっている方達の色がある。
当たり前の事だが何かしらのカラーがある。
だから、各講演会場で出会う事が楽しみの一つでもある。
先日の、ホロトロピックさんの講演では、やはり、まず出会わないだろうという人達ばかりだった。
もしかしたら、どこかでリンクはしているかも知れないが、という人もおられたかもしれないが、まず出会わない。
そんな事を考えると、世間は広いと感じるし、それぞれの人達の方向性が多種多様だとも思う。
だから、私にとっては、新鮮な時間でもあるのだ。
私が主催する場合は、完全にオープンだからどんな人が来られるのか全く分からない。
グループも持たなければ、生徒も少ない。
来る者は拒まず、去る者は追わずだからだ。
もちろん、それはそうしようと思っているのではない。
私の癖がそうだからだ。
囲い込みをするのが嫌いなのだ。
それは、私自身が縛られるのが嫌いだからだ。
「どこにも属さないで生きてやろう」と20歳の時に決めた通り生きているだけだ。
私はそう生きる事には何も感じない。
何も感じないというのは、しんどいとか大変だとか、そのほか諸々の理由は何も無いという事だ。
ただ、オープンなのが災いすることも多々ある。
例えば、武道の教室を受講したいと来る人。
その人の中に、着替えもせず、いわゆる街着のまま稽古をする人もいる。
それは若い人から年配の人までいる。
そういう姿を見て「その人にとっての武道がある」を確信するのだ。
同じ様に、古流で名の通った道場で稽古をする人も、私の教室に来る。
そういった人は「私の道場には、街着の人は絶対いません」という。
当たり前だろう。
街着のままで稽古をする人は、本来ならまずいない筈だ。
しかし、そんな人まで来るのが、私の教室でありワーク・ショップだ。
そういった礼儀を全く知らない人なのか、舐められているのかもしれないな、とも思う。
ま、ええかだが。

Follow me!