誰かと一緒は、絶対に嫌だ。

今週の日曜日にフランスに発つ。
今年の前半は、やたらとヨーロッパが詰まっている。
フランスでは二度目となる、ボルドーとアリビの街、そしてパリ。
来月はスイス・バゼルとジュネーブだ。
昨日は、ミラノから来ていたジュエリーデザイナーの智子ちゃんから「ヨーロッパは寒いから気を付けて下さい」と言われた。
冬の旅は、着るものが増えるのでかさ張るから嫌いだ。
手荷物が触れるのが嫌いなのは、今に始まったことではない。
小学生の頃の遠足。
みんな弁当におやつなど、一杯詰まったリュックサックをかついでいたが、私は小さなバッグに、前田のランチクラッカー二つだけだった。
それを食べてしまえば手ぶらになる。
それが好きなのだ。
先生が心配して「日野君、お弁当は」と聞いてくれたこともあった。
多分、私が母子家庭だからと気を使ってくれたのだろう。
私にとっては、そういったことには全く無頓着で、単に荷物が多いのが嫌いなだけだ。
以前、家を建てている時、少しゆっくりしようということで、お金もないのに皆でハワイにいった。
その時も下着と海水パンツしか持っていかなかった。
帰国した時、荷物の少なさに係官に不審がられた事もあった。
ほんの些細な違いなのだが、人は自分の持つイメージというか観念と違っていれば、違和感を持つということだ。
特に日本はそうなのだろう。
人と一緒は、とにかく嫌なのだ。

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