人は人を糧として人となる

私が結婚式を上げたのは教会だった。
妻の両親がクリスチャンだったこともあってそうした。
そこで初めてしったのだが、教会では既に同居していると、正式には式を上げられないことだ。
しかも私がバツ1だから、それも駄目の原因だそうだ。
私はクリスチャンではないから、簡易に教を学ばなければならなかった。
教会に行き、聖書を読み説教をしてもらった。
で、式次第を作らなければならないので、聖書の1項目を選ぶことになった。
ここで、私の天邪鬼が顔を出した。
「なんでやねん」と。
聖書を一通り読み、そこに書かれていないことを考えた。
そして結婚ということ、人ということを徹底的に考えた。
そこで生まれた言葉を式次第に載せた。
「人は人を糧として人となる。私たちは結婚をします」が、私の宣言だ。

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