目を閉じる、目を開ける。そこにある感覚器官の違いは何だ?

目を開いて対峙すると、動きの起こりを感知できるし、その相手の動きの起こりに同調し、こちらの身体が動かされる、という実際が起こる。

もちろん、目視という事ではない。
判断を通していないから、相手に動かされるのだ。

それを目を閉じて、皮膚を接触した状態を作り、その皮膚が離れる瞬間に動く、をやると一瞬遅れる。
これはどういうことだろう?
先日の稽古の時に発見した出来事だ。

瞬間(同時)に動いていたと思っていたところに、一瞬の隙間があったのだ。
もしかしたら、皮膚感覚だけに集中してしまっているからではないか?
生徒との検証時に気付いた。

今の今まで気付かなかった事に苛立つ。

もちろん、目を開けていると、皮膚感覚からの情報よりも早く相手からの情報を受け取っているので、ピッタリに、つまり、同調される。
目を閉じていても、目を開いているのと同じ感覚で受信できなければ駄目だろう。
この「駄目だ」は、それが出来るようになる事で、また異なる感覚を見つけ出せるからだ。

こんな事もワークショップでは色々な人が受講するから、違った試みを気付けるので、私にとっても重要なのだ。

大阪ワークショップは2月3.4.5日です。
詳しくは
https://www.hino-workshop.com/

背骨をひとつづつ

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