若い内に一つの事を語り合えるクセをつけろ、徹夜で答えの無い事を語り合え

今回のワークショップを受講してくれた方達の中に医大生がいた。
懇親会で私の隣にいたので、色々と質問したり質問されたりがあった。
「もっと、ほんまの勉強をせなあかんで」と檄を飛ばした。
資格試験の勉強ではなく、普遍的な事をだ。

そして「良い友を見つけて、一つのテーマで3日4日徹夜で語り合えるようになれ!それが出来るのは今だけやからな」とも。
この「答えが無い事を徹夜で語り合う」という体力や集中力は、この時期に養っておかなければ、30代40代になってからは、本当に難しいと思う。
頭が硬くなっているからだ。

私は、たまたま音楽だったし、その環境の中に語り合える人達が相当数いたので、その「語り合う」をやれた。
結果この年になっても「考える」という事や「集中する」という事が途切れないのだ。

医大生の頭は確かに回転しているが、底が浅いから直ぐに終わる。
もちろん、本人もその事に気付くから悔しいと同時に「そうか」にはなる。

そうか、と気付くのはある意味で簡単だ。
それを行動することで修正する事が難しいのだ。

しかし、そういった実りある会話が出来たのは嬉しい。

ワークショップには、アスリートや社交ダンスの方達もいた。
どちらも「身体を」というところでヒントを求めていた。

身体操作にヒントがあるかもしれないが、アマチュアで楽しみでやっている人なら、身体操作でのアドバイスをするが、プロや競技をしている人になると、余程で無いと身体操作でのアドバイスはしない。
それよりも、「どんな考え方か?」の中に自分が気付くヒントがあるので色々と話をする。

当たり前だが、身体操作は自分の思考や癖がリードしているからだ。
だから、本当は第三者が絡む事が出来ないところだ。

ただ、ヒントを求める人がその人なりに「これだ」と気付いてアレンジして良い結果が出る場合もある。
それは、ヒントとして獲得した人の能力であって、私のアドバイスではない。
その意味では、ヒントも大事かな、とも思う。
何れにしても、プロに関わるのは難しいところだ。

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