相手はどう思うのかを知らない、マニュアルしか話せない、じゃあ自動音声で十分や

「ああだ、こうだ、どうでもええから、さっさと来んかいボケが」
久々に喉が枯れた。
対応の杓子定規さにブチ切れ、その何の感情も見えない声にもブチ切れ、「何にやけて喋ってるんや」に、「にやけてません」と返され、「お前喧嘩売ってんのか」に、「売ってません」と返された。
まるでロボットと話しているようだ。
そんな時代になってるんや、とつくづく思った。

「冷たい!」部屋に入るなり叫んだ。

「何で?」横上を見るとクロスがはがれ水が滴り落ちている。
「何これ?」「ええ~こっちも!」マットレスもホットカーペットも水浸しだ。

あちこちを拭き出した妻に「一寸待って、写真や写真、不動産屋に電話や」
色々あってええけど、とにかく東京は仕事が遅い。

対応の若者には、悪気はない。
本当に喧嘩も売っていないしにやけて話しているのでもないのだ。
ただ、相手の人がその話し方に対して不快感を持つ、ということを知らないだけだ。

もう一つは、私の様に感情的になる人に対しての対応マニュアルも無いのだろう。
何時だったか、タレントかお笑いか知らないが、カンニング竹山という人が「絶対に怒らないで下さい」とディレクターから指示を受けるそうだ。

どうなってるんやろ?
人は感情があってのものだ。

それを取ってしまうのであれば、もはやロボットだ。
となると、優秀なAIの指示通り生きる事が幸せになるのも時間の問題だ。

私は生きている限りは、感情的であろうと誓った(笑)

壁紙は天井からはがれている

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