身体の機能を使う
記憶する身体、という言い方をする時がある。
それは身体が記憶しているのではなく、自分では忘れた状態になっているだけで、意識が記憶しており、それが発動した状態だ。
よく例に上げられるのが「何年も自転車に乗っていなかったけど、久しぶりに乗ったら乗れた」というものだ。
それは、日常生活の全ての動作や行為がそれだし、楽器や作業を主とする仕事での手順も同じだ。
身体の部位を感じる、というのも、その機能を利用したものだ。
「感じる」を本当に感じているのかどうかを検証する為に、ストレスをかけて「使う」をする。
そうする事で、つまり、ストレスを掛ける事で、感じる→使う、という図式に、欲求が顔を出す。
欲求は、使った結果に対して働いているので、目的がすり替わってしまっている状態だ。
使った結果は、例えば、掴んでいる腕ごと転がされた、の腕を動かしたら転んだ、あるいは、転がす、になるという事だ。
その意味で、ストレスは自分の状態やレベルを知る為の重要な役割を担っているのだ。
春の「武禅」5月2.3.4日は、満席でキャンセル待ちになりました。