水は出ていた

昨日の夕方熊野道場に戻った。

「水が出ている」逆に「何で?」だ。
水源地からのホースの先を一寸だけ短くした。
たったそれだけの事なのだが。

たったそれだけ?が、もしかしたら、多くの物事の肝かもしれない。
もちろん、この一寸短くする、に至るまで30年かかっている。

例えば、この一寸短くする、という「方法」を知識として知ったとする。
そうすると、30年試行錯誤した、という頭脳の回転や発想は手に入らない。
結果としての「方法」を知ってもそれが実体化するまでには、相応の遠回りが必要なのだ。

そこを理解していないと知識や情報の価値が分からないままだ。
同時に直ぐに実体化出来たとしても、その「方法」は物事を考える基礎にはならない。
物事というのは、それほど単純に出来ているのではないのだ。

春の「武禅」は5月2.3.4日です。
102回の感想を読んでみて下さい(現在webページの調子が悪く、更新出来ていませんが、受講者の感想のページには入れます)
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