型崩れに気付く為に

「触れた瞬間に相手の力加減を感じ取る」という、必須の技術を2時間たっぷり稽古をした。

これの原型は「形を変えない」為のものだ。
そして、それは体重を移動させる為、つまり、自分の身体を相手に対する力として用いる為だ。

初心者や熟練者でも型崩れを起こす。
崩れた身体に気付く為の定規でもある。

崩れた身体とは、大きく歪むことは気付くが、無意識的に自分自身の欲や目的が意識に登った時、身体の形は崩れを起こす。
そこに気付く為だ。

2時間集中すると、稽古の意味を理解していない人は別にして、大方の人は出来上がっていく。

また、「相手と一緒に動く」を稽古したいというリクエストで、そこも2時間かけて練り込んだ。

「一緒に」は、単なる言葉だから、その実際や具体化は難しい。
「一緒に」は主に相手の意思がこちらに届いている体感を動かさないように、ということで一緒だ。
しかし、それは初心者の人には分からない。
だから、身体の動きを揃える、という所から入る。

これは武道の「先の先」や「対々の先」を体感的に覚える稽古でもある。
その意味では初心者には取り組めない稽古だ。

春の「武禅」は5月2.3.4日です。
102回の感想を読んでみて下さい(現在webページの調子が悪く、更新出来ていませんが、受講者の感想のページには入れます)
●残り8席です。

 

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