水が出ていた‼
夜熊野道場に帰った。
寒波が何度かあり、しかもこちらの天気予報では氷点下5℃だという。
そんな時期もあったので、完全に水は諦めていた。
水タンクを軽トラに乗せて、水を汲みに行くことを想像していた。
が、なんと水は出ていた。
熊野に移って36年、初めての事だ。
この寒の最中にだ。
奇跡としか言いようがない。
水源地のセッティングが、余程上手く作用したのだろう。
しかし、室温3℃はあかん。
病気になるしかないと思ってしまう。
明日は大阪に行くので、いくらかましだろう。
今回で水源のセッティングがうまくいったとすると、上手くいくまでに36年かかった事になる。
途中で、自然を相手にしているから「ま、しやない」と、何度思った事か。
水源に登る度に石の置き方を考え、水の流れを考え、水源を掘り、色々したが、それらではまだ工夫が足りなかったという事だ。
それこそ、私の頭では、ま、そんなものだろう。