正攻法には奇襲だ
熊野道場に高校空手部の部長がいる。
去年の近畿大会で3位になったそうだ。
近畿は、私学の強豪校が6校あり、その高校が10年以上ベスト3を独占していたのだ。
そこに一発風穴を開ける快挙を成し遂げたのだ。
和歌山の田舎の高校がだ。
この快挙は、生徒達にとって大きな自信になるだろうし、なって欲しいものだ。
なんだかんだといっても競技は勝つ為にするものだ。
その意味でも、その競技に勝つ為にはどうするか?を、徹底的に考える必要があるし、対戦する相手校を研究する必要がある。
強豪チームは、それらを徹底しているから、上位チームは常に対戦し合っており、だからこそ相手を知り尽くしているともいえる。
しかし、さほど強くないチームは、研究の対象にはなっていない。
研究しなくても勝つからだ。
しかし、強豪チームの盲点は、研究から導き出されたセオリーに固執する事が多い。
だから、奇襲作戦が功を奏すのだ。
セオリー通りは、その意味でセオリーを作ったチームの正攻法だともいえる。
正攻法には奇襲だ。
これもまたセオリーなのだ。