早くロボットを入れてくれ

アメ横で買い物するのは楽しい。
同じように、大阪には黒門市場が日本橋にある。

ここは、15.6歳から仕入れに来ていた。
分からないレシピは、それぞれの店のおっちゃんや兄ちゃん、おばちゃんに尋ねると直ぐに教えてくれ、材料もどこで買えばよいかを教えてくれた。
何よりも、値段の交渉があり、それが楽しい。

「おっちゃん、まけて~や」か「で、いくらにするの?」から始まる。
接客の手本のような場所だ。
材料を間違って買っても、持っていけばいくらでも取り替えてくれるし、それに文句は言わない。
「ごめんな」「かめへんで」と一言で片付いたものだ。

人同士が会話をするのは、杓子定規ではない膨らみや脱線から、自然と関係が深まる楽しさがある。
何よりも、その人の人となりを体感し合える楽しさがある。
それがまた、結果として何らかの関係を引き寄せるのだ。

というような「会話」は、私達団塊の世代で殆ど途切れてしまうのではないかと危惧する。

先日、秋葉原にあるスタジオで、ライブに向けて身体をドラムセットに馴らしている。
そこのシステムは、web予約を入れ、スタジオで料金を払う仕様だ。
支払いの時「あれっ」と思ったが、訓練の後にしようとスタジオに入った。
時間が来て、先程の「あれっ」を受け付けの若者に質問した。
それは料金の違いだ。

「webでチェックの入れる場所を、この料金にしているからです」
「そうか、そう言えばチェックボックスが二つ並んでいたわ、じゃあ俺が間違ったんか。でも実際俺一人の個人練習やん」
「でも、チェックが通常使用なので、この料金です」
「そうか分かった、俺が間違ったんや。で、このスタジオは客がwebで間違ったのは許さないということか?」
「はい」
と、ハッキリ返事をした。

つまり、決められていることしか対処できない、あるいは、しないということだ。
それなら、受付に人は要らないだろう。
清算をweb限定にするか自動券売機で十分だ。
スーパーでも、間違ったら交換してくれるのに、、、ま、仕方がない。

早くロボットを導入して欲しいと思った。

 

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