やっている事を好きになっていく5

「カッコ良い」を持っていない人はいるのか?
仕事であれ、遊びであれ、人生全てカッコ良いに越したことはない。
もちろん、それぞれのカッコ良いだ。

何をカッコ良いとして、何をダサいとするのか?
それを考えてどうするのか?と、生真面目というか決められたこと、大事だと言われている事しか頭に無い人は思うだろう。
しかし、決められた事や、大事な事というのは、本当に大事なのか?
誰かにとって大事かもしれないが、自分にとってどうなんだ?
ごくごく素朴な疑問だ。

中学生の頃の器械体操の事でいうと、私にとってはカッコ良いが一番重要で、それを実現する一つに器械体操があった。
出来なければカッコ悪い。
だから、出来るを目指した。

曲がりなりにも何かが出来るようになると、誰よりも上手にとなる。
この図式は今でも変わらない。
だから、まず出来るを目指す。
その後、それを誰よりも、という手順だ。

こういった事を体得していない人は、出来るを目指しても、その出来るが完成形だったりする。
そうすると、それは無理なので「出来ない」と思うようになるのだ。
しかし、それは、自分が出来ないを目指したのと同じなのだ。

最初から完成形など、夢のまた夢だ。
それを知らないから、つまり、手順を体得していない事が挫折の元なのだ。
その意味で「体得する」事は、人生全般に通じる公式を手に入れる事にも繋がるのだ。
だから、くそ難しい武道がその教則本を自分で作る材料なのだ。

 

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