今日は痒みだけ
昨日は、とにかく眠くなり殆ど横になっていた。
今日は刺された刺激はなく、痒みだけになっている。
でも何となく怠く眠たい。
熊野に来て40年近くなるが、初めてスズメバチの洗礼を受けた。
仲良くしている村の人に聞くと、血管に刺されたら一刺しでも危ないらしい。
その人は数時間後に唇の色まで消え、病院に担ぎ込まれたそうだ。
そうならなかったのは、ほんと不幸中の幸いだとしか言いようがない。
左手は蜂を握りつぶしたおかげで刺されていて、ふっくらした手になっている。
後から屋根を見てみると、確かにスズメバチの巣がある。
私は雨漏りはどこか?にしか注意が向いていなかったので、蜂が飛んでいても気にも止めてなかった。これが原因だ。
「人は見たいものしか見ない」そのものだ。
という具合に、色々な場面で「見たいものしか見ない」現象を作っているのが人間だ。
当然、凸凹になる。
その意味で「準備は出来ているのか?」と、一歩下がる必要がある。
人は幾つになっても完成しないのだろうし、きっと完成する必要もないのだろう。
もちろん、人の完成って何だ?という問題がある。
とはいうが、それとて「言葉」であり、観念でしかない。
そこに振り回されたらドツボから抜け出せなくなる。
考えなくても良い事を考えて、考えなければならないことを考えなくなる、ということだからだ。