馬の前に人参を垂らして
梅雨特有の雨のおかげで、予期せぬ所から雨が染み出した。
ま、いいか程度なのだが、うっとおおしいのは鬱陶しい。
小雨になったら点検しよう。
「モチベーション」なる言葉がある。
20数年前、企業研修で「モチベーションを高める研修」をして欲しい、と依頼があった。
「それは無理」と断った。
当たり前だが、それを持たない人が、仕事をしているのは有り得ないからだ。
もちろん、これは私の個人的な見解だ。
だが、モチベーションも個人的なものだ。
だから、そこを他人が手をつけたり、人の言うことを聞いて、と言うのは、私として信じられないからだ。
そしてそもそも、人から言われて、モチベーションを上げるなど想像できないからだ。
そもそも、モチベーションや目的意識という、ビジネスの世界に蔓延する言葉は、全て後付けのものだ。
結果、そう見えた、結果、そんな事も思っていた、というのを言葉化しただけのものだ。
後付けの言葉を先に見せられて、それをなぞる。
それって、よく漫画である馬の目の前に人参をぶら下げ、それを目指して馬が走るのと同じだろう?