自分のペースを壊す為に

稽古中、自分のモードに入っていくと、今やっている事に飽きて、「もっと他に?」と虫が騒ぐ。
そんな時に、新たな稽古が浮かぶ時もあるが、意外と確率は低い。
それよりも、生徒達が稽古をしているのを見ている時の方が、よりよい稽古法を見つける確率は高い。

見本の演武を見せる時、生徒達に転げ方や転がす方法等のリクエストを受けるようにしている。
それは、極力自分の思い通りの事をしない、自分のやり易いようにしない為だ。
それがまた、私自身や身体を刺激してくれるのだ。
現在の私の稽古法はこれに尽きる。

今日は特に、生理反射を起こさないように訓練するには、の稽古法を一つ編み出した。
一つの流れの中で時間差で私を捕まえるのだ。
そうすると、どこかで反射を起こしてしまうものだ。
そこを見極める稽古だ。
こうなると変態だ。
自分でおかしくなるが、そんな稽古が楽しい。

東京ワークショップ6月4.5.6日
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