頭を抱えていた
FBに数年前にアップした写真が出てきた。
沖縄ワークショップ中に、フランスから空手の取材に来たヨーロッパの元チャンピオンだ。
お弟子さん4.5人を連れて来てくれた。
ワークショップの流れは止まったが、楽しい時間だった。
ワークは「関係塾」で、声を届かせるだった。
武道でいう「気合い」で相手を止めるのだ。
これに目を白黒させていた。
「こんなワークを一般の人とやっているのは凄い、私には出来ない」と頭を抱えていた。
そらそうだ。
単純に声が大きかったり、相手を驚かせるのではなく、相手と正面からがっぷり4つで向かい合い、そこからの一声だからだ。
この事は無論難しいのだが、私は会話の基本はここだと考えている。
だから、一般向けのワークショップでも、「声を届ける」をカリキュラムに入れているのだ。
「こんな大声を出した事がなかった」まずは、そこからだ。
きちんと大声を出せなければ、それこそ何かあった時には、絶対に声は出ない。
それだけでも危機管理能力が薄いという事でもあるのだ。
人と会話をするのは、実は相当疲れる物だ。
それは、「この人に」というエネルギーの絞り込みをしなければならないからだ。