他愛もない事にこそ

間違いなく世界はAIの方向に進んでいる。
便利になると同時に不便になる。
また、同時に人の何かが退化していく。

一番顕著なのが会話だろう。
肉声の持つ「生」を感じ取れなくなる事だし、生を生きられなくなる。
文字通りサイボーグ化されていくのだろうと感じる。

そんなロボット化された人もどきが、生きていても意味も価値も無いだろうと思う。
つまり、人類は、人として滅亡する方向に加速度的に進んでいるのだろうという事だし、それを我々人類が望んでいることだからだ。

人生は、山あり谷ありだと認識できる感性も、良い事も悪い事もひっくるめて人生だと思える感性も、喜びも怒りも感動も消えてしまった人間は人間だろうか。
そんなことがふと頭をよぎった。

「明鏡塾」を終え、懇親会でブラックジョークで大爆笑をする。
その笑顔を見る事で、その人のこころの模様が見えてくる。
そんな、人の微妙なニュアンスが生、つまり、生きている人の特徴だ。
他愛もないこと。
そこに人生がある。
「人」「生」だ。

 

Follow me!