身体に馴染ませる

運動系の動きでは、「身体に馴染ませる」という言葉がある。
「身に付く」の前段階だ。
それを、別の角度から言えば、「新たな癖を付ける」新たな習慣を付ける、と同意語だ。

その意味では、人はいくらでも変化し得るということになる。
とはいうものの、馴染ませるには相当の時間を必要とするものだ。

「力んだらあかんで」と口が酸っぱくなるくらい言う。
それでも「力みは取れない」ものだ。
つまり、根気が無ければ、自分の習慣に新たな習慣を付けるのは時間がかかるものだ。
それは、自分への挑戦だから仕方がない。

武道は人との関係の中で成立するものだ。
だから、相当の守り事がある。
全て関係に伴うものだ。
それこそ、人間関係を円滑にする為の宝庫だ。

もちろん、武道にそれがあるのではなく、それがあるから武道だと、私は考えている。
武道の良いところは、理解したところで意味がない、実際として出来ないところだ。
実際に出来た時に、本当の意味での理解があるのだ。
それを実際に体感するから、「本当の意味で」になるのだ。

何かしら一つ「出来た」、つまり、何時でもどんな局面でも「出来た」であれば、自分自身の何かが変化している。
つまり、新しい習慣が身に付いているということだ。

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