言葉と実際を

昨日の体験会で「ありのまま」という意見があった。
もちろん、そこまでの流れはあるのだが、取り敢えずその「ありのまま」について話した。
つまり、言葉は深いという話だ。

浅いレベルでの「ありのまま」は、そのままの自分ということで、そこにレベルや自覚を持ち込んだ時、自分の質の不甲斐なさに気付いたとする。
そうすると、その場合の「ありのまま」は、このままでは駄目だという事に気付いている「ありのまま」だから、「ありのままでは駄目」だとなる。

こう書いた中にも、「ありのまま」は混在している。
だから、そこをどう区分けするか、区分けできるかで、言葉の整理が進むのだ。
そして、人は、どの「ありのまま」を使っているのかを理解することの手立てになるのだ。

もちろん、私は国語博士や文学博士ではないから、それが正確なのかどうなのかは分からない。
ただ、実体的に考えているだけだからだ。

人生を歩く上では、この実体的というのが大事なのだ。
「学的」に知っていても、それを使うには、実体に落とし込むという作業がなければ使えないからだ。
だから、抽象化された言葉を、実際的な現象に置き換える、これも重要な作業の一つだ。

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