言葉を知っていれば

「武禅」の用意が着々と進んでいる。
頭の中は、屋根修理・武禅・原稿が交差していてやかましい。
凡ミスをすれば、後々響くので何時もより慎重に進めている。

私が終生のテーマを「関係」だと掲げているせいか、やたらと「関係」という言葉が目にも耳にもつく。
人は、どういう状態を「関係」と呼んでいるのだろう。
ここにも言葉と実体のレベルが当然ある。
もし、大方の人がいう「関係」を関係だというのなら、私のいう関係は「関係」ではない。

誰でも、「関係」だと書く事も話す事もできるが、違和感の塊の様な実態では、どうにもならない。
しかし、その「関係」という言葉が巷に出回るのは良い事だ。
そういったことに目覚めていく、という事だからだ。
どんな事でも、入り口はどこから入っても良い。

逆に、何も分からない人が、日野武道研究所に来たら混乱するだけだからだ。
あくまでも、自分自身が問題を見つけ、それを解決する糸口としての役目だからだ。

昨日、脳外科の医師が「明鏡塾」の体験会に来てくれたが、やはりその糸口を見つける為だった。
しかも問題の一つが「関係とは」だった。
だから、具体的な話を沢山出来た。こういった、実のある時間を持てたことが嬉しい。

ワークショップは残り11名です。

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