子供にも出来る!

昨日、孫9歳が稽古をしたいと道場にやってきた。
子供に教えるのは、息子以外には数える程しか無い。
それは、子供に何を教えるのが、自由闊達な子供に育つかの答えが出ていないからだ。

子供への指導は難しい。
間違いなく指導者の色に染まるからだ。
それは指導内容以前に、指導者の精神状態がそのまま子供に反映し、それに対して一喜一憂するし、極度に顔色もみる、というような一面も持ってしまうからだ。

私は9歳と言えど、大人と同等の稽古をさせる。
息子にもそうした。
それは、道場でやっていることは「技術」を通して、自分に気付いたり気持ちそのものを強くさせることだからだ。

「技術であれば、子供でも大人と対等に出来る筈」という持論をそのままやる。
案の定、9歳でも、難しい体重移動を難なく熟していた。
928kgの身体が40kgの大人の女性を、忖度なく倒しているのだ。
そして70kgの男性に挑戦させた。
何度か修正した後、やはり出来た。
70kgと言えば、体重の約3倍だ。
どうしてそれが大人になると出来ない人が現れるのか。
そんなことに改めて昨日は考えさせられた。
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