上っ面が熟練しても

武道でもワークショップでも、23人と組んで行う。
そうすると、その時のやること、例えば2人組で攻めが突きを出し、受けがそれを流すとすると、攻めの人が「突きを出す」はやるが、相手に突きを出すにはなっていない、というような事が多い。

もちろん、見た目には相手に突きを出している様に見える。
しかし、意思が相手に向かっていないから、受けがどんな状態になっていても同じ事を繰り返しているだけだ。
そこを注意すると、殆どの人が「???」になる。
相手に突く、こんな単純な事が出来ないのだ。

もちろん、受けの人も同じだ。
受けという動作をしているだけで、突かれて来るから流すにはなっていない。
だから、突きの動作と受けの動作だけが繰り返されているだけだ。
それでは上達のしようが無い。
というよりも、上達させる要素が何も無いという事だ。
言えば、動作は熟練してくる。
それだけだ。

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