生き抜く力は

ストレスは敵か味方か、と書きかけて長くなるから後回しにした。

単純化して言うと、私達は生物であり人間だ。
社会という雑多な人の集まりの中で生きていかなければならない。
もちろん、その中で生計も立てなければいけない。
雑多な人の集まりというのは、全く自分とは異なった人も沢山いるということだ。

話は変わるが、近頃余り見かけないが、アスファルトの道路に、草や花が咲いているのを見ることがある。
アスファルトを突き破って芽を出したのだ。
その突き破って顔を出した草花は、その過酷な環境をものともせずに生きているのだ。
山や野原に咲くのであれば、草花にとっては最適な環境だ。
しかし、稀にこういった光景を見かける。
3,11の後、津波にも負けずにながされなかった松の木もある。

つまり、自然とはどれだけ過酷でも生命を全うするという力があるということだ。
草花やそういった自然災害にある植物は、それこそストレスに苛まれている。
しかし、そのストレスに打ち勝つ力があるから生きているのだ。
それは人間でも同じだ。

人間も自然物であり、雑多な人の集まりで生き抜かなければならない。
つまり、人間もストレスに打ち勝つ力が備わっており、それを発揮させた人が生き抜けるのだ。
そういった自然の摂理を無視しているのが、健康志向だ。
健康志向が間違っているのではなく、人はまず自分を充実させること、生き抜けることが第一目的だ。
そこを抜いての健康志向、つまり、ストレスは駄目、という考え方は、人そのものを弱くするだけで、社会生活を送る、雑多な中で生きる上では何のメリットもないのだ。

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