柔らかく動く

もう何十年になるか、少なくとも2005年に初めて行ったワークショップでは話していた。
何のことかというと、柔らかい身体と柔らかく使える身体は違うということだ。
必要なのは、柔らかく使える身体なのだ。

柔らかい身体の代表は、ダンサーや体操の選手、ヨガの人達だろう。
コンテンポラリーダンスで、当時世界屈指のフォーサイスカンパニーを指導していた。
その時に、ダンサーたちを見て「何と硬いのか」と思った。
身体は驚くほど柔らかい、しかし、動きは驚くほど硬かったからだ。

そこから、そのことを言語化するにはどうするか、ということに時間を費やしてきた。
つまり、硬いと柔らかいを厳密化してきたということだ。
それはもちろん、私自身の身体を使ってということだ。
それは専門である武道でも同じだ。

柔らかく使う事、そうすれば力まなくても力が出るのだ。
しかし、この「力む」という状態はなぜ起こるのか、という事が問題だ。
それは、自分の思いや気持ちがそのままの状態で有るからだ。
と書いて行けば難しく複雑になる。
がしかし、構造がそうだから仕方がない。

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