言葉の選び方の勉強
気付いたら9月になっていた。
残すところ3ヶ月。
コロナのおかげで完全に時間感覚が狂ってしまった、のかな?
道場に初めての人が来ると、それこそ良い勉強になる。
言葉の使い方だ。
その人にとって、どの言葉が有効に作用するのか、こちらの出す言葉が、どれほどその人が吸収し、身体として理解度を示すのか。
身体を駆使することだから、「見る・観察する」事が大事なのだが、これも一朝一夕では使えない。
大方の人は見えていないからだ。
だから、「何を見るのか」という指摘もいる。
そんな事を初めての人への指導は教えてくれる。
「形は大事」とは、昨日初めての人に説いた。
形は建物と同じで、まずは骨で自分を支えるという考え方を知って貰った。
従来は、初めての人がどれほど興味を持っているのかが分からないから、一応ということで指導していた。
そして、形といっても初めての人には難しいからだ。
でも、それが出来ないと組稽古をきちんと出来ない。
そんな矛盾を持ちながらの指導は駄目だ。
先が見えたことで、どこの入り口から入り、どういう要素を取り込むことが良いのかが見えた。
なので、今後は「形は大事」から入る事にした。