レジェンドの話は示唆に富む
野球界のレジェンド落合博満選手。
昔の選手は、自分の肝心の練習は、人には見せなかったという。
その例として、落合選手は練習場でボールを配球してくれる人とカメラマンと3人になり、パンツ一丁で自分の打撃フォームを撮り研究していたそうだ。
その映像は相当あるという。
ホームランを狙う、三冠王を狙って取る。
どれもこれも、落合選手として理にかなっている。
ある時、真新しいバットを渡されて「これ太いよ」と感じたので、ノギスで測ってみると、いつも使うバットより0,1mmの太かったそうだ。
「感覚」は、目的に応じて果てしなく磨かれていくものだ。
また、「普通の練習は練習としてやるよ。それとは別に、自分の疑問や問題を解決する為に自分だけの練習をするんだよ」と、ごく当たり前のことを話していた。
それこそ、その世界の達人の話は示唆に富んでいるから好きだ。