とんかつにしよう

「直ぐに慣れてしまう」のは、人の特性だ。
慣れるから、改めて考えなくても日常を過ごすことが出来ているのだ。
これは、「人」ということだけではなく、もしかしたら動物の特性かもしれないし、生物の特性かもしれない。
それらはきっと種の保存や繁栄に関わっているのかもしれないからだ。

武道を考えたり、音楽を考える時、結局はこの根源的な種の保存や繁栄との接点に行き着く。
その意味では、人の行動や思考には、余り興味は無いに等しい。
それよりも、生命や本能と呼ばれる働きに興味が湧く。
そこを突き詰めれば、どうして地球があり、生命と呼ばれる存在があるのか、に興味が向く。
それらは、「私」という存在そのものへの興味だからだ。

しかし、慣れるという特性は成長を止めるし、自分自身の行動や思考の方向まで一定化する。
それが楽だからだ。

私は、ウナギやとんかつが好きだ。
「今日は、何を食べようかな?」と思った時、一番最初に出てくるのがとんかつだ。
それを選ぶのが楽なのだ。

というよりも、それは選んでいるのではなく、すでに癖化しているのだ。
つまり、食べ物に関しては、進化していない成長していない、もはや好奇心まで薄れてしまっているということだ。
もちろん、それが良い悪いではない。
成長したければ、新しい刺激を与えろ、これしかないのだ。
「よっしゃ、ピザマルガリータにしよう」

しかし、知らない間に「とんかつ」に戻っている。
それほど癖ということ、生活習慣というものは強固だということだ。

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