厚顔無恥も生き抜く能力

神田道場に取り付けてある鏡の歪みが気になっていた。
その修正というか、手直しにガラス屋さんが来てくれている。

人間の目というのは、本当に細かいことに気づく物だ。
そして、一度そのことを意識し出すと、とことんその歪みを際立って捉えてしまう。
少しくらいどうだって良い事なのだが、「意識し出す」ことをやってしまう厄介な動物だ。

「一度意識し出すと」というところが厄介なのだ。
それがたとえ他人のことであっても、気になり出すと気になる。
色々な宣伝文句を見ていて、「何を書いているんや」と思えるキャッチコピーを目にすると、やはりそれが気になる。

特に、私自身が使う言葉と、同じ言葉や同じ意味を持つような言葉を目にすると気になる。
どんな根拠を見つけたのかを探りたくなる。
しかし、それを探ると「何じゃこれ!」が大多数だ。

いくら根拠が曖昧でも、あるいは、根拠はなく借り物であっても、その人は商売としてやっているのだから邪魔をしようとは思わないが。
そういったことは、今に始まったことではなく、大昔からあったのだろう。
それも生き抜く知恵の一つだ。
その意味で厚顔無恥も、能力の一つだと言えるかもしれない。

■ワークショップのお知らせ
 東京11月28,29,30日12月1日
 東京・岡山・沖縄
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