直感からの体系作り

過去はいくらでも塗り替えられる。
というのは、私自身の過去を思い出し、どんな稽古をしたか、どう考えていたか等々を拾い出す。
そんな時、時系列が混乱していることに気付く。
過去を美化する、と言われるが本当にそうだ。
時系列の混乱が、その美化の元だ。

極力フラットに思い出そうとするのだが、何しろ混乱した人生を歩いて来ているから、前後がグチャグチャになることが多い。
息子が生まれてからは、息子が何歳の時、という基準があるから結構整然と思い出せるのが救いだ。

ただ、やっかいなのは直感的に「この稽古が必要だ」と閃いて稽古法を編み出すから、「どうして?」を知ることが出来ない事だ。

しかし、実はこれが正しい。
直感的閃きは、体験の蓄積と目的の集大成であり、それらが自分自身の中で熟成された時に起こる飛躍だからだ。
その閃きで現れた稽古法を逆順で考える。
逆順で考えた事を、実際に稽古していくことで、何が形成されていくのかを観察する。
その事が、新たな構造作りや体系作りの原点になるのだ。

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