幻想と現実の間

梅雨が明け、張り切って修理を、と思ったが、実際はくそ暑くてどうしようもない。
ほんとに思うようにはいかないものだ。

では、どうして「思うようになると」と潜在的に思ってしまうのか。
もちろん、そうではない人もいるのかもしれないが、こと私に関しては潜在的に思っている節がある。
だから、「思うようにはならない」と考えられるのだ。
そして、思うようになるには、あるいは、思った事通りにするには、と考えていく。

しかし、潜在的な「思うようになる」という思いは、何なんだろうと思う。
もしかしたら、実際はそういうことは頭には無いのだが、その言葉を知っているから、そうではないかと思ってしまうのかもしれない。
頭の中の出来事は、どこまでいってもキリが無い。

ただ、思うようにはならない、という考え方を育んだ事は、私の最大の収穫だ。
だから、メゲルという心理状態になることはない。
もし武道を、具体的なこととして、つまり、人間の生死の間として捉えられていなければ、この考え方には至っていない。
まさに武道は幻想と現実の間だ。

 

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