訴えられぬ心!

道場のブル案の定破れていた。
道場内は日中に見なければ分からない。

しかし、問題は明日だ。
「明鏡塾」の体験セミナーだが、列車は動くのか?だ。
台風がその時間にカウンターだ。
大きな台風ではないが、雨に弱いきのくに線だから、動く見込みは少ない。
となると、車か。
だが、いずれにしても台風と一緒に動くことになる。
現在思案六歩だ。

ひょんなことで野口晴哉さんの言葉を目にした。
能についての一文で「芸術は先人の形にあるのでなく、その形から余白としての心を創り出すところにある。」と記してあった。
もちろん、この前後に言葉はある。
これを読んでピンときたので、色々と探してみた。
素晴らしい人だ。

私は一般的に言われている「野口整体」ということと、それを修得した施術家からしか、その本人を知らない。
数十年前に、その野口整体を10数年学んでいる施術家から、一冊の本を借りた事がある。
それはエッセイだった。
読後「天才だ」と括ってしまっていたのを思い出した。

私は施術法には、全く興味が無い。
それよりも、施術であれば考え方だ。
何を根拠にしているのか?どうして根拠足るのか。
そんなことには興味が湧く。

しかし、施術ということではなく、この野口晴哉さんは素晴らしい感性の人だと分かった。
もちろん、その世界の人は「何を今頃」とおっしゃるかもしれないが、何分他人のやっている事には、余程でないと興味を持たない性分だから仕方が無い。
こんな素晴らしい方の言葉を、私と同列に並べる事は出来ないが、紹介した文章の前に「しかし人の心に訴えるものは、訴えたことではなく、訴えられぬ心である。」と書かれてあった。
まさしくこのことが、実体であり、届くのはこれだと、口を酸っぱくして「明鏡塾」でもワークショップでも話していることだ。
だから、この文章に感動したと同時に嬉しくなった!!
次は夏ギラギラの沖縄ワークショップ
沖縄ワークショップ8月10.11.12日

Follow me!