真剣さは笑顔を誘う

今回の福岡のワークショップを振り返ってみて思うのは、雰囲気が良くなった事だ。
昨年迄とは違う感じがした。
それは多分、真面目に真剣に取り組んでくれる人が多くなったからだ。

一つのワークを、それぞれの組に別れて取り組むが、もちろん、何時ものように、一通りやって直ぐに止める組もある。
ひたすら、話あっている組もある。
頷きあい、お互いを褒めあっている気持ちの悪い組もある。
しかし、一生懸命に取り組んでくれる人は、間違いなく多かった。
だから、笑いが多く雰囲気が良かったのだ。
場は、ワークに取り組んでいる人の集中度で変わるものだ。

「質問は?」と、ワークショップでは最後に必ず受ける事にしている。
そうすると、質問は学校するような「どうすれば?」が多い。
もちろん、意味不明なものも多い。
それらは全部「自分で考えなければ駄目」と返す。
自分で考えていれば、自ずと答えが出るものだ。

それは、質問する本当の目的を知っているのは、その本人だけだからだ。
目的に合わせて答えは出る、全てはそんなものだ。

私が答えを返すと、それは「私の答え」であって、その人のものではない。
そうすると、「納得」という頭の回路が働くので、その人自身が考えるという作業を止めてしまう。
本当は、答えを出す作業が答えを出すのであって、答えというものが目の前に現れても分からないのだ。

もちろん、その作業は考えるということであったり、行動だったりする。
そして何時も書いているように「ひたすら、やり続ける必要があるよ」だ。
それは体験的に言えることだ。

どんなことでも、ひたすらやらなければ、身にはならないのだ。
ただ、人によって「ひたすら」が違う。
だから、「ひたすらやったが出来ない」ということにもなる。
そうなると、「出来るまで」という答え方になる。
どんなことでも、出来るようになりたければ、あるいは理解しようとするならば、自分で答えをだしたければ「出来るまで」としか言いようがない。
目的に応じて答えは出るものだ。

次は夏ギラギラの沖縄ワークショップ
沖縄ワークショップ8月10.11.12日

 

 

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