会話、その人と
昨日は「明鏡塾8期」5回目の講座だった。
懇親会で、「言い慣れ、言われ慣れ」の話になった。
場所を提供してくれている内科医の原田先生も、いつものように同席されていた。
で、会話の話になった。
原田先生の育った地域や私の育った地域、この席にはおられないが、研修を重ねている特養の常務の育った地域は、共に下町でざっくばらんな気風だ。
だから、会話は子供の頃から無意識的に育っている。
よく考えると、会話というレッテルではなく、「その人との関係の中で」、での言葉使いだ。
それが達者でなければ、子供の世界では居場所は無い。
必然的に、どんな会話でも、つまり、年上の人や年下の人達入り混じっての会話でも、感情的になりながらも、すり抜けていく術を身に付けて行くのだ。
当然、力関係も見抜くので、まず無茶苦茶になることはない。
そんな話で盛り上がっていると、若手の理学療法士も入ってきて、「僕は子供の頃、着ているTシャツが気に入らないと、先輩に殴られた事がある」というので、全員大笑いした。
そのことで、彼はややこしそうな奴には気をつけなければ、と人を見分けられるようになったという。
何か、つまり、自分がリスクを追わなければ、本気にはならないのだ。
本気になるから、能力が開花するのであって、知識からは、この種類の能力は開花することはないのだ。