時間ということ

628.29.30日と福岡でのワークショップだ。
こちらも、そろそろ10年になるのではないか。

10年というのは、私としてはさほど長い時間ではない。
というのは、何か一つのことを実現・完成させたり、目処を立てるのにはそれくらいの時間がかかるからだ。
私の場合は、目処を立てるという感じだろうか。

そこが入り口で、そこからの時間がどこまでなのかは、全く見えない暗闇だ。
と言えば、まるで現実離れ、浮世離れしているように思う人が多いだろう。
しかし、それは技術の進歩具合や、情報が錯綜している世間に感化されているだけで、それくらいの時間を必要とすることは、人類の歴史の中で普遍性を持っているのだ。
つまり、どんな時代になろうが、変わらないということだ。

私は偶然、世間に感化されずに生きて来ている。
だから、別段10年という時間を長くは感じないし思わない。
逆に「たった10年で?」と思う方が強い。
例えば、たった10年で1流の料理人になった、たった10年で大工の棟梁になった等々だ。

それらを聞くと、どんなレベルの1流なのだろう?と興味が湧く。
あるいは、その10年の密度を想像する。
しかし、世間はインスタント傾向で動いているから、ここに溝が出来ている。

福岡に限らず岡山や沖縄のワークショップにしても、主催の方や一部常連の人を除いて、どんどん入れ替わる。
もちろん、それが嫌だとか間違っているということではない。
入れ替わるから、皆で深く追求することが出来ないのが残念なのだ。

福岡ワークショップ6月28.29.30日
沖縄ワークショップ8月10.11.12日

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