(無題)

夕方530分、ブリュッセルの稽古は終わった。

前から気になっていたうるさいおっさんのグループ。
うるさいおっさんは先生のようだ。
何の流派かは知らないが、調子に乗って指導をしていた。
こんなおっさんは万国共通だ。
エイミーと顔を合わせて苦笑。

続けて来てくれている人達は、順調に稽古に付いて来るからどんどん難しい条件を出す。
それでも食いついてくるから、やっていて楽しくなる。

そういえば、今日の朝、会場の前で一服していると、深い緑色で2シートのオープンカー、屋根には幌が被っているカッコいい車が止まった。
エイミーとカッコいい車だと話していた。
降りて来たのは、常連さん夫婦だった。
「いい車乗っているね!」と言うと喜んで閉じかけたドアを開けて中を見せてくれた。
何でも、イギリスのハンドメイドだそうだ。
しかし、値段を聞くと100万円しなかったという。
「ほんまかいな」だ。
もちろん、中古車だが。

ブリュッセルは肘と膝に終始した。
いくら古い常連さんでも、出来ていない事は出来ない。
その上に積んでいくやり方だからだ。
その日のいくとろこまで行って、最後は頭に戻る。
そうすると、頭にやった事は、当初出来ていなくても出来るようになっているものだ。
大半はそうなる。
しかし、持論を展開している人は、何をどれだけやっても出来ない。
それが分からないおっさんは何だ?
そんな時に、何時も考えさせられることだ。
どんな人生、どんな仕事をやってきたのだろうと。
もちろん、私自身の事も考える。
その意味では、相当役に立つ人達だということだ。

今から食事に行き、明日はドイツのボンだ。

日野晃’古希’ドラムソロコンサート
6月1日 新宿ルミネゼロ


Follow me!