強くなれよ!若者!
ブリュッセルに向けてTGVに乗っている。
お昼は一つ星の中華レストラン。
これが5つ星ホテルの中にある。
四川風麻ぼ豆腐や酢豚を食べた。
一品約3,000円から5,000円。
「どこがや」7,800円の酢豚と、どこが違うんや?
定員の態度も良いとは言えない。
レオさんと二人で「何でやねん?」でお腹が一杯になった。
セーヌ川縁を散歩し、エフエル塔辺りから、オルセー美術館辺りまで歩いた。
ついでにノートルダムの焼けた跡を見て北駅へ。
おかげで腹ごなしが出来た。
静香さんと、音楽の話や学生達の話を聞いた。
音楽をやりながら、自分の進路を決めていない、留学はしたものの、それからどうしたいのかが全く分からない。
そんな若者の相談にのるそうだ。
しかし、相談も何もそれ以前のことなので、話を聴いているしかない。
特に男性は、人目も気にせず号泣するそうだ。
これには呆れてしまって何も言えないという。
人前で、そんなことで号泣する等という行為は、静香さんの辞書にも私の辞書にもない。
どうしてそんなに弱いのか?
では何故留学を選んだのか?
さっぱり意味が分からない。
私と静香さんの共通意見だ。
また、静香さん達のグループにオーディションを受けに来て、「絶対に雇ってくれますか?」というそうだ。
それは、そのオーディションを受けた人よりも、有望な人が出ない場合だ。
それがオーディションだ。
どこまで弱いのだ。
絶対に失敗したくない、間違いたくない。
そんなあり得ないことを信じ切っている。
そんな甘い世界が日本にはあるのか?
日本には無いだろうが、家庭や学校にはあるのだろう。
どこまで子供たちを弱く育てるのだろう。
その子供達の姿が日本の将来の姿だと分かっているのだろうか。
その反面、驚く程素晴らしい若者もいる。
もちろん、クラシック音楽の世界でもそうらしい。
そんな若者は日本に帰りたくないというそうだ。
当たり前だ。
レベルの低いところに戻ると、自分のレベルも落ちてしまうからだ。
もうすぐブリュッセルだ。
エイミーや山本君が来る。
オランダやドイツからだ。
この情熱に脱帽だ。
自分の力で獲得しに来るのだ。
彼ら彼女達に、そんな弱さなど欠片もない。
言葉も通じない。
そんなことをモノともしない情熱がある。
だから、一緒に稽古をするのが楽しいのだ。
自分をこじ開けてやろう!と思う人は、是非6.1のコンサートに足を運んで欲しい。
日野晃’古希’ドラムソロコンサート
6月1日 新宿ルミネゼロ